この日は少し遅めの起床。とりあえずお腹も空いていたので、ポルワハウスから次の宿であるポンピンタワーへ向かう途中にある「GEKKO GARDEN」で朝昼食。実はこのレストラン、夜のネオンがとっても怪しく、高い草木が茂った中にあるので、初日からとっても気になっていたんです。この日もパッタイを注文しましたが、まあ、普通のお味でしたね。二日酔いがひどかったのでジュースしか飲めませんでした。
格式高き素晴らしい寺院ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ(Wat Phra That Doi Suthep)
そこからトゥクトゥクでポンピンタワーまで向かいます。3人分のスーツケースもなんとか乗車できました。ものの5分ほどでポンピンタワーへ到着。夜市で有名なチャンカラン通りの裏手にあるこのホテルは、昔は高級な部類のホテルだったろうなという印象のタワーホテル。エントランスとロビーは割と綺麗で高級感がありますが、エレベータや廊下、お部屋はそこそこ年季が入っています。早い時間に到着してしまいましたが、チェックインできるとのことだったので部屋にスーツケースを置き、寺院めぐりへでかけます。
タイではトゥクトゥクの他にも代表的な移動手段として乗合タクシーであるソンテウ(songthaew)やタクシー、Uberもたくさん走っています。最初の目的地であるドイステープ寺院は山の上にあり、少し遠かったので、Uberに乗って向かうことにしました。Uberアプリで早速検索し、乗車。チェンマイでもUberは結構走っていて価格も安いので、観光地との往復や少し距離のある移動には便利だと思います。市街地を抜けて山道を登っていくと、30分ほどでドイステープ寺院へ到着しました。
この寺院は正式名称をワット・プラ・タート・ドイ・ステープ(Wat Phra That Doi Suthep)といい、とても大きく有名な寺院です。真ん中にそびえる金色の塔を囲むように寺院が建ち、大小さまざま、色とりどりの仏像が迎えてくれます。
数ある寺院の中でも特に格式高いお寺らしく、正しい参拝方法で参拝ができるツアーなどもあります。高層の方から有難い紐とお水をかけてもらえる場所もあります。もし紐を頂けたら、寄付を忘れないようにしましょう。また、中は作法として土足禁止なので靴を脱いで入ります。裸足が気になる方は靴下もお忘れなきよう!
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ここがドイステープ寺院の入り口。沢山の人で賑わっています。 |
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入り口の横には穏やかな表情の仏像が見下ろすように鎮座しています。 |
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この階段を登っていきますよ〜 |
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手すりの部分は竜の体になっています。 |
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中はこんな感じ。中央には金ピカの仏塔が。 |
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ロウソクは黄色一色。日本はだいたい白色ですよね。 |
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透き通った緑色の仏像。どんな種類の石でできてるのでしょうね? |
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山の上にあるので眺めがとっても良いのです。 |
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カラフルな建物が沢山あります。 |
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仏像はみんなこのように斜め下を向いていて、拝むとちょうど目があうようになっています。 |
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入り口の前にはこのように露店が建ち並んでいます。 |
ドイステープ寺院を巡った後は、少し変わり種の洞窟寺院へ向かいます。寺院の前にはソンテウが列を成していたので、次はこちらに乗車してみることにしました。車体の後方部は乗り降り用に常に開いており、右左の側面にも小窓が着いているので、心地よい風を感じながら乗車できます。ただ、乗り合いタクシーなので次の目的地までは行ってくれず、チェンマイ大学前で降ろされてしまいました。(1人100バーツでした)仕方がないのでここからまたしてもUberをチャーター。男前な女性ドライバーが迎えに来てくれ、広大なチェンマイ大学の敷地内を横切りながら20分ほどでワット・ウモーンに到着です。
観光客の第二の足「ソンテウ」とは??
ソンテウは流しのタクシーのように道をたくさん走っている赤い車体の乗り物です。乗り方は、基本的には流しのタクシーのように手を上げて、停まってくれたら運転手と値段の交渉。折り合いがついたら車両の後ろ側から乗り、降りるときに料金を手渡します。
※観光地などに泊まっているソンテウは通常よりも高価格をふっかけてきたり、○○まで一律○○バーツといったような一律料金で運行しているものが多いです。結構ぼったくられたりするので、冷静に値切り交渉するか、他のソンテウをあたってみましょう。
洞窟の中の仏像に会えるワット・ウモーン(Wat Umong)
ワット・ウモーン(Wat Umong)は、洞窟の中に仏像が祀られていることで有名な寺院です。こちらも基本的には土足禁止のため、入口で靴を脱いで中で進んでいきます。中は特に入り組んでおらず、大小さまざまな仏像が10体ほど祀られていました。暗い中で照らされる仏像たちはより一層荘厳な雰囲気を醸しており、明るい中で見るのとはまた一風変わった尊顔を拝むことができます。
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ダンジョンの入り口のようですね。靴を脱いで入ります。 |
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洞窟を抜けた先には無骨な仏塔が建っています。 |
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ニワトリがいっぱい! |
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ワンコに追いかけ回されていました。 |
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池に映る夕暮れ |
夜空に映える黄金寺ワット・プラ・シン(Wat Phra Singh)
ここまで来てかなり日も落ちてきてしまい、頼みのUberも道に迷いまくっていて、ようやく乗車できたのは午後8時ごろになっていました。夜になってもまだまだ寺院めぐりは続き、次に旧市街地エリア内で特に人気のあるワット・プラ・シン(Wat Phra Singh)へ向かいました。他の寺院にも増してこの寺院は黄金であふれており、特に夜の暗がりによく映えます。観光客も遅い時間にも関わらずとっても多く、賑やかでした。
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旧市街地エリアにあるので車の往来も激しい入り口。 |
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夜は夜でいいですね。金色がとっても映えます。 |
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中にはたくさんの仏像が。手前のリアルな像は有名な高僧の方でしょうか? |
巨大な仏塔がそびえ立つワット・チェディ・ルアン(Wat Chedi Luang)
ここからは徒歩で本日最後の目的地であるワット・チェディ・ルアン(Wat Chedi Luang)へ。実はこの寺院はピラミッドのようなお堂があると聞いており、歩く途中でもそのてっぺんが見えるほど。かなりの大きさに期待を頂きつつ、15分ほどで到着しました。
30バーツの入場料を払うと、まず中小規模のお堂や仏像が出迎えてくれます。こちらもワット・プラ・シンのような金色のお堂があります。このお堂を右手に見つつ、奥へ進んでいくと、見えてきました!ピラミッドのような仏塔です。かなりの大きさで四辺それぞれに階段があり、その上に仏像が鎮座しています。構造がメキシコでテオティワカン遺跡のピラミッドに似てましたね。何かつながりがあるのでしょうか。正面から見て右上が大きく欠けてしまっているのですが、これは1545年に起きた地震の影響だとか。
書き忘れていましたが、どの寺院も基本的には中に入ることが可能です。写真ももちろん可。靴を脱いで中に入り、参拝されているかたの邪魔にならないよう静かに鑑賞しましょう。
寺院をたくさんめぐり、デジカメの電池も私の電池も切れてしまったので、寺院近くのレストランで夕食を取り、歩いてホテルまで戻りました。ロイクラトン祭りの前日というだけあって、街にはいたる所にろうそくが灯り、旧市街地を取り囲む堀沿いにはカラフルな装飾がされていました。少年2人がコムローイ(ランタン)を上げていたので、ひとつもらって明日に向けて練習がてら飛ばしてみました。明日が本当に楽しみです!