タイ4日目:珍しい寺院巡りとイーペン祭のコムローイ上げに感動!



ロイクラトン当日!夕方までの寺院巡りと当日の祭りの様子をレポートします。

大満足の朝食ビュッフェで腹ごしらえ

朝はホテルビュッフェ。部屋や建物の古さはあるものの、このホテルの朝食ビュッフェは最高でした!特にライブビューイングで作ってくれるフォーと、ココナッツ香るタイカレーが最高においしい!このホテルの売りでもあるようです。ホテル近くでレンタサイクルして、ツアーガイドの迎えが来るまでは昨日行けなかった寺院を巡ることにしました。


その場で茹でて貰ったアツアツのフォーに自分で自由にトッピング。

絶品タイカレーを始め、タイ風炒めやチャーハンなど様々な料理が楽しめます。



銀色に輝く異色のお寺「ワット・スィ・スパン(Wat Sri Suphan)」

旧市街地をぐるっと回り込むように南に向かうと見えてきたのは、これまた変わり種のワット・スィ・スパン(Wat Sri Suphan)です。“シルバーテンプル”とも呼ばれ、金ピカなタイの寺院の中でも異色の銀色に包まれたお寺なのです。入場料を支払い中に入ると、銀一色のお堂が見えてきます。細かく見ると、壁や屋根、囲いなどが全て銀細工でできており、繊細というよりは荒々しくワイルドな印象を受けます。裏の方には巨大な仏塔もあり、珍しい建物を楽しむことができました。



門を発見!ここから銀一色です。

シルバーテンプルの横にも一つ御堂が。現金主義というかなんというか・・・

僧の座る椅子。

干支のシルバープレート

プレートに飾られていた装飾。ここにお金を挟んで奉納するようです。

やっとお目にかかれました!これがシルバーテンプルです。

なぜか入り口は水が流れるデザインに。

右奥から見るとこのようになっています。

細かな装飾の中に「TOKYO」を見つけましたよ!

ここにも黄色いロウソクが。仏像がデザインされています。

シルバーテンプル横の御堂。こちらもとても立派です。

奥に進むと学校があり、その手前に大きな仏塔があります。



地元っ子に大人気のカオマンガイを食す

腹の虫が鳴いてきたのでここでランチタイムに。ここまで食べる機会のなかったタイの代表的グルメの一つであるカオマンガイを頂きました。やってきたのは「Chickenrice Koyi」。人気のお店らしく、店内はかなり混雑していました。2階席から1階を見下ろしながら待っていると、来ました!カオマンガーーーイ♪鶏の旨味がしっかりとご飯に移っていて、トッピングのソースも全部合わせると私好みなしっかり味に♪ちょっと箸休めにきゅうりを挟みつつ、すごい勢いで完食してしまいました。大好きなんですよね~カオマンガイ!
店頭で鶏肉をカット!テイクアウトも可能です。
2階席からの眺め。賑わっていますね。

揚げ鶏と茹で鶏の合い盛り!とってもとっても美味しかった!!



■Chickenrice Koyi


白と金のコントラストが眩しい「ワット・スアン・ドーク(Wat Suan Dok)」

続いて向かったのは、更に旧市街地エリアを西側に回り込んだ場所にある、ワット・スアン・ドーク(Wat Suan Dok)です。この日は快晴だったのですが、青い空に映えるたくさんの白い墓標と、白と金色で構成された仏塔が非常に美しく、少しだけ西洋の雰囲気を感じさせる佇まい。お堂の中にもたくさんの仏像があり、クリスタルがはめ込まれた像や石でできた像などさまざまなスタイルの仏像を拝むことができます。

真っ白な門をくぐると青々とした庭園が広がります。

緑、白、金、青のコントラストが美しい。





一番奥には金色の仏塔。

青と金の色合いが美しい御堂。

居眠り僧さん

ま・・・眩し過ぎる!





窓枠も仏像に。かわいい!



古民家カフェでオーガニックスイーツを!

広い敷地内を歩いたあとはスイーツタイム!マクロビ&オーガニックグルメが楽しめて日本人の方が経営されている古民家カフェ「アムリタガーデン(amrita garden)」にお邪魔しました。どこかのガイドに載っているのか、店内は日本人を始め様々な国籍の観光客で溢れていました。一番人気で数量限定のマンゴーレアチーズケーキとフレーバーティーを頂きましたが、人気だけあってとっても美味でした。動物性の食材を使用していないとのことでしたが、しっかりとコクがあり、それでいてサッパリとしていて、マンゴーの甘味とのバランスが絶妙でした。

細道を少し入ったところにお店はあります。

ガネーシャがお出迎え。

お目当のマンゴーレアチーズケーキ!

甘いもので疲れも取れ、ここから急いでホテルへ戻ります。ホテルのロビーでは同じツアーに参加する人達が既に集まっており、私達も急いで受付し、バスに乗り込んでいよいよ
今回のメインイベントであるロイクラトン祭りへ出発です。


そもそもロイクラトン祭りって?

・・・とここまでずっと「ロイクラトン祭り」と言っていましたが、特にチェンマイのお祭りは「チェンマイ・イーペン祭り」というそうで、さらに地元の方向けの「イーペンサンサーイ」と外国人観光客向けの「イーペンランナーインターナショナル」の2つがあります。ロイクラトンとはそもそもクラトン(灯篭)を流す(ロイ)という行為を表しており、タイ全国の祭事の総称と言えるでしょう。私は今回、このイーペンランナーインターナショナルに参加しました。最初は個人でチケットを取ろうと考えていたのですが、定員が少なく、さらに旅行会社が買占めを行っているため、個人で手配するのはかなり難しいとのことで、ロイクラトン祭りをメインで扱っている旅行会社である「CMランナーツアー」さんのツアーに申し込んだというわけです。

イーペンランナーフェスティバル会場図(メージョー大学)

コムローイ上げが行われるメイン会場はこのように分かれています。白い円形の部分が道になっていて、そこで踊りなどが披露されるのと、メインステージで僧が読経を行ったりするため、狙い目はA、B、C、Dのいずれかですが、ツアー会社のツアーは恐らくエリアが限られているため難しいかもしれません。
フェスティバル会場図


祭り会場はまさに野外フェスティバル!

場所はメージョー大学という大学の構内でチケットを受付に渡して入場します。雰囲気はさながら野外音楽フェスのようで、グルメや雑貨を扱う露店のほか、伝統衣装を着る体験ができるブースや、灯篭を自分で作るワークショップなんかも行われていました。グルメは無料で配られているものおチケットが必要なものがあり、チケットに予め付いているフード交換チケット5枚と交換することができます。カオマンガイやパッタイなどのタイフード、バナナのフリットや笹に包まれたもち米のスイーツなんかを楽しみましたよ!

シートエリアで一休み。

ここがメイン会場です。

カラフルな装飾があちこちに。

灯篭を作るワークショップ。

左が入場チケット。席番号が書かれています。右はフードバウチャーで、様々なグルメと交換可能。

こちらは無料で配られていたタイスイーツたち。

このカラフルなものが灯篭なんです!

これに火をつけて川に流します。

フードエリア。フェス会場みたいですね笑



心に染み入る読経と伝統の舞の披露

日も暮れてくると、コムローイ上げ会場に集まるようにアナウンスがあり、指定された席に着席しました。会場は大きく6エリアに分かれていて、私は一番ステージから遠いEエリアでした。前の方はVIPが陣取っていましたね。2つずつ椅子が置かれ、その間にはコムローイ用に火を灯す燭台がセッティングされています。椅子には予め1人2つのコムローイが用意されていました。すぐに上げるのかと思いきや、コムローイを上げるまでに色々とプログラムがあるようで、様々な民族衣装に身を包んだ女性がたくさん登場し、音楽に合わせて踊りを披露していました。しばらくすると今度は僧たちが入場してステージに座り、徐に読経が始まりました。これらのプログラムはアナウンスと供に進んでいくのですが、さすが外国人向けだけあり、英語や中国語、日本語など様々な言語でアナウンスが流れており、日本人でも何が行われているのか理解することができます。

踊りが始まりました!

手の先には尖った装飾をはめています。

色んな衣装の女性が出てきます。

メージョー大学の学生たちも、自分の役割を終えたのか続々と集まってきました。

中央前方のステージには僧が座り、読経が始まります。

コムローイに火を灯す燭台の上にはまんまるい満月。



待ちに待った瞬間!一斉にランタン上げ!

プログラムも進み、いよいよコムローイ上げの時間がやってきました。とりあえずカメラをセットし、大きなコムローイを広げると、灯された燭台からランタンの着火部分に火をつけます。最初の1回目は参加者みんなでタイミングを合わせて上げるので、合図があるまでしばし待ちます。コムローイが熱気で広がり、小さな熱気球のようになってきました。合図が発せられ、みんなで静かに手を放すと、いくつものコムローイがゆっくりと夜空を覆っていきます。壮観も壮観、写真では何回も見てきた光景ではありますが、現地で見たそれは本当に美しくて、思わず涙が出るほどでした。2回目からは各自のタイミングで上げて良いようで、今度は各々写真を撮ったりしながら2つ目、3つ目のコムローイを上げていきます。数千個のランタンが夜空を埋め尽くし、風に乗ってゆったりと流れていく光景は、ファンタジーの中に紛れ込んだようで日ごろの疲れを忘れさせてくれました。








コムローイ上げが終わると同時にお祭りも終了し、バスへ戻ります。ものすごい混雑でしたが、帰り道でメージョー大学の学生たちが素敵な笑顔で見送ってくれました。
ホテルに戻ってからも窓の外にはぽつぽつとランタンが舞っていて、祭りの余韻に浸りながら眠りにつくことが出来ました。

ホテルからもたくさんのランタンが見えました。